鉄筋コンクリート住宅のメリット・デメリット
住宅にはそれぞれ使用される材料が複数あります。木造や鉄骨、鉄筋コンクリートなどで建物は作られます。一般的な住宅であれば、古くから木造が多く、マンションなどでは重量鉄骨や鉄筋コンクリートが使われていることが多いです。木造よりも鉄骨、鉄骨よりも鉄筋のほうが強くて頑丈なイメージがあります。しかしそれぞれメリットやデメリットがあるのです。
例えば木造であれば、メリットとして比較的安い費用で建てることが出来ます。坪単価40万円ほどで建設も可能です。デメリットは騒音に弱く、寿命も比較的短いということがあります。鉄骨には軽量鉄骨と重量鉄骨がありますが、重量鉄骨は頑丈で長持ちするイメージがありますが、建設費用が木造よりも高く、坪単価も60万から70万ほどかかる可能性があります。
そして鉄筋コンクリートですが、一番頑丈なイメージがある反面、建設費用が高く坪単価がだいたい70万から80万ほどかかることが考えられます。メリットは遮音性が高く、寿命も長いということもあるのです。
鉄筋コンクリートはマンションや商業ビルなどの建設では、一般的ですが、住宅でも使用されることがあります。しかし前述の通り建設費用が高くなるので、土地から購入をして鉄筋コンクリートの住宅を建てるとなると、かなりの費用を覚悟しなければなりません。さらに建設時には木造よりも騒音が響くために、近所迷惑になるということもあるのです。他にも建設時だけでなく、古くなって解体する際にも解体の騒音は木造よりも大きく、解体費用も木造よりも高くついてしまうというデメリットもあるのです。
ですが、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな住宅なども増加しており、そのようなデザイン性に優れた住宅を建てたいのであれば、鉄筋コンクリートは素敵な住宅を建てることに、一役買うことになるでしょう。もしもコンクリート造りにしたいのであれば、土地をすでに所有している場合か、資金に余裕がある場合のほうがよいかもしれません。
もしも土地から仕入れてコンクリート造りの注文住宅を建設したいのであれば、出来るだけ安く購入できる土地を探すのがよいでしょう。そうすれば、土地代が抑えられる分、建物に費用を回すことが出来るようになるからです。木造か鉄骨か鉄筋にするかは、住宅建設において、悩むところの一つでしょう。それぞれのメリットとデメリットを把握してから決断するようにするとよいでしょう。

