家の外壁選び【後悔しないためにも】
前述の通り、家の屋根はとても大切ですが、家の前を通る人からはあまり目につかないという特徴がありますが、外壁は違います。これは大変目に付く箇所であり、汚れなどもすぐに人目に付きます。外壁選びは屋根選びと同様重要な作業です。それは目につきやすいということ以外にも、家の機能にもかかわる重要な部分だからです。外壁には防水性や断熱性、遮音性や耐火性などのさまざまな機能を持っています。大きく分けて6種類の外壁材があります。
まずは窯業系サイディングです。これは木造住宅のおよそ7割程度が使用しています。特徴としてはデザインが豊富であり、様々なバリエーションがあります。次が金属サイディングです。機能性が優れており、吸水性も高く断熱性にも優れています。次に紹介するのがALCです。断熱性に優れており、定期的にメンテナンスをすると、長持ちする素材です。タイルも立派な外壁の一つです。タイルは高級感があり、デザインも存在感があるのが特徴です。ただし金額が高額になることもあります。高級住宅地ではありがちな外壁ではないでしょうか。塗り壁はセメントモルタルや土壁で、他にはない高級感のある家になります。
最後に羽目板ですが、スギやヒノキの素材を利用した外壁です。以上のように6種類の外壁から選ぶことが出来ます。選び方は人それぞれですが、一般的な木造住宅であれば、窯業系サイディングが多いようです。窯業系サイディングは、バリエーションも多いのが特徴ですが、耐久性という面で見ると、ALCやタイルが優れています。
とどのつまり、いったいどの外壁がよいのでしょうか。選び方はそれぞれ、建築する家にマッチした外壁を選んだほうがよいということです。つまりそれぞれのメリットやデメリットを理解して、検討を重ねながら、最後は自分で考えて決断をするということになります。
そして素材以外にも、色選びも大切ではないでしょうか。汚れが目立つ色は極力避けたいものです。高級感があり、おしゃれでなおかつ耐久性があり、コスパがよいものを選びたいものですが、なかなかそこまで条件がそろったものを探すのは難しいかもしれません。
どの素材を選んでも定期的なメンテナンスは必要になりますし、新築から解体までメンテナンスが必要のない素材はないでしょう。ただできれば、コストパフォーマンスを重視した選び方をしたほうがよいでしょう。最終的な決断は家主にかかっています。

